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「マゾヒズム」という言葉がどこから生まれたかご存知ですか?スパンアートギャラリーにて2/14まで!


毛皮を着たヴィーナススパンアートギャラリーにて開催ザッヘル=マゾッホに捧ぐ「毛皮を着たヴィーナス」
― 倒錯されたエロチシズムの光と影 ―

に行ってきました。

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というか、私出展していてオープニングにも参加しましたので、
ざっとご紹介致します。
まず、映画も公開された小説の「毛皮を着たヴィーナス」ですが、
「マゾヒズム」という言葉を生んだマゾッホの作品として知られています。
しかし実はマゾッホの本業はSM小説家ではなく歴史小説家、
だから「毛皮を着たヴィーナス」の内容も、セックス描写はなく、
あくまでも青年セヴェリーンと貴婦人ワンダの心理描写が主です。その中で、
主従関係と愛が生まれ、二人の関係は湾曲し時が流れてゆくのです。そういった物語を、作家さんたちが個々に解釈し、
得意分野で作り上げたイメージを打ち出したものが、
今回の展示になっていると言えます。
どれもすばらしい個性と美しさです。
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東逸子先生、白を基調に、乙女チックな毛皮のヴィーナス。
宇野亜喜良先生、スパンの重鎮です・先日は舞台美術も公開されました。
佳嶋先生 色味の美しいデジタルとアナログ作品。
金子國義先生 今回のフライヤーにもなっている美しい少女・圧巻です。
昔からその画はよく拝見してました小島文美先生も参加・緻密な美しさ。
清水真理先生、白い空間に鎮座する乙女、今回新作です、馬に乗ってます 。
空山基先生、今回は3作品大変なパワー、初日は毛皮で隠されていたところも・・
建石修志先生、ベテランの幻想画・細密ななかに潜むエロティシズム。
槻城ゆう子先生、和と洋が融合した幻想世界。
永野のりこ先生 可愛い絵柄で有名ですがこんな艶姿の女性も・・必見。
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カウチに座した繊細な人形。
古川沙織先生、画集も発売されました。 ギャラリーでも販売しています。
緋衣汝香優理先生、
ベッドに横たわり鞭を持った人形。
三浦悦子先生 独特の世界、圧倒的存在感。
向川貴晃先生、スパンで何度か展示されてる耽美派画家、今回も耽美。
夢島スイ先生、ポップで鮮やかな毛皮のヴィーナス。
そして私は、舞台である19世紀ロシア世界に着目し、
貴族のきらびやかで怠惰な感じを装ってみました。
なんちて、ポランスキー監督の「毛皮のヴィーナス」も見ましたが、
「劇中劇で起こる幻想劇」という解釈も面白かったです。ネタバレになりますが、
ワンダとセヴェリーンの役柄が入れ替わる、トランスジェンダー部分が見所です。
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そして個人的なこぼれ話ですが、描くにあたって色々と資料を集め、
小説中に出てくる「カツァパイカ」という、ロシアの農作業用の毛皮の服、
の画像を捜したのですが、とうとう出てきませんでした。
よほど特殊な服だったのでしょうか・・
オープニング日に幾人か作家さんとお話させていただいたところ、
やはり毛皮をどうモチーフとして扱うか、質感をどうするか考えた、
という方もおられ、苦労したのは私だけではないようです。
下世話な話、「はだかエプロン」じゃないけど、「はだかに毛皮」っていうのが、
なんだかエロチックで素敵です。
なんといっても思い出すのは、青池保子先生の「エロイカより愛をこめて」の中で、
エロイカがはだかに毛皮着て出て来てエーベルバッハ少佐と対峙するところですね~。
・・というきわめてオタクなおチでした。
スパンアートギャラリーさんは、今回に限らず常に幻想美、退廃美等をメインにした展示を
行っています。場所も有楽町からすぐと利用しやすいので是非訪れてみてください。スパンアートギャラリーHP
http://www.span-art.co.jp/index.html
【ザッヘル=マゾッホに捧ぐ「毛皮を着たヴィーナス」】
http://www.span-art.co.jp/exhibition/201501masoch.html

【facebook】
https://www.facebook.com/spanart

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