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TATTOOはお嫌いですか?ちょっと見てほしいものがあるんです。。。【前編】


SAVE TATTOOINGの署名活動に賛同します!

http://savetattoo.jp/

公式サイトからスクリーンショット

公式サイトからスクリーンショット

近年著名なミュージシャン、サッカー選手などが腕にTATTOOを入れていることを公表しています。街中でもTATTOOを見かけることがありますよね。
とはいえ、入れ墨/刺青/TATTOOに関する意見はかねてから賛否両論。実際にはどんな意見があるのでしょうか。

【賛成派】
・罪人に入れていたのは「入れ墨」、刺青は文化
・外国人にも人気
・個人の自由であって誰にも迷惑をかけていない
・伝統的な民族のTATTOOを入れている外国人観光客が温泉に入れないのはおかしい
・表現の自由がある

【否定派】
・気持ちが悪い
・自分の子どもとプールに入れなくなるのに入れる方が悪い
・何の資格もないから衛生面などで問題がある
・ヤクザの象徴
・MRIが受けられない、注射が打てなくなる
・社会的に受け入れられてないことがわかって入れているのに権利を求めるのはおかしい
…などいろいろあります。

TATTOOについて大きく取り上げられるきっかけとなったのが、彫師が医師法違反で略式起訴されたことでした。
彫師の方が無罪を求めて正式裁判を申し出たことで、問題が表面化しました。
朝日新聞デジタル2015年11月22日記事

この事件に関しては、著名人からも見せしめだ、といった擁護の意見も多数あります。
withnews2016年01月06日記事

衆議院厚生委員会では、彫師さんを許可制にしては?との意見も初鹿議員から出ています(8分過ぎからです)。


また一方で、外国人観光客に対して温泉などでの対応緩和措置を取るよう官公庁が通達をしました。(BBC NEWS 日本語 ENGLISH
海外で裸でみんな一緒に入るお風呂の習慣は、ローマ時代までさかのぼります(漫画「テルマエ・ロマエ」参照)。

フェチ東京としては、下記2つに議論を分けたいと思います。
・略式起訴の経緯について
・表現の自由の範疇について

略式起訴の経緯に問題はないか?

針を刺してTATTOOを入れると言う技法は古来からあったことなのに、なんら猶予期間や周知期間といった期限や妥協策を模索せず、いきなり針を刺すことは医業にあたると解釈し、医師ではない彫師を医師法違反で逮捕することは暴力的な権力の行使と考えます。

とはいえ何も決まりごとがないと、彫師さんも、TATTOOに関与しない方も、TATTOOにご興味ある方にも漠然とした不安を生んでしまうでしょう。
SAVE TATTOOINGさんが求めているのは「この漠然とした不安を解消する方法として、実態にあった何らかの法律的決まり事を作ろう」とおっしゃっていると解釈しています。

従って、本国会にTATTOOに関する法律の制定を求める請願を出そうとしているSAVE TATTOOINGの署名活動に賛同します。
http://savetattoo.jp/

今日から始まるデザインフェスタでも、フェチ東京ブースで署名の受付を行います。

ご関心のある方はご協力をお願い致します。 検索は#savetattooinginjapan

Ikurou Takahashiさん(@i9stagram_)が投稿した写真 –

 

法律は人間が社会生活をよりよくするために作られる制度であるにも関わらず、一部の人にとって不都合なものになってしまうことがあります。 日々、新しいサービス・新しい価値観が生まれることにより、法律が実社会に追いつかないからです。 TATTOOについても、国民の健康を守るという趣旨のためにできた医師法によって、かえって不都合が生じていると考えます。  

 

TATTOOは表現の自由に当てはまるか?

「TATTOOを施すことは個人の思想信条により自由であり、TATTOOの絵柄は伝統的なもので表現の自由により保障されている。」と言えるかどうかの問題点があります。
しかしこのプレスリリースに関する記事を読んで、TATTOOが不用意に虐げられることはないのだな、という可能性を感じています。

「ジャパニーズタトゥー風」と実施団体のプレスリリースに書いてあります。外国人に対してTATTOOとして好印象な絵柄だから採用しているはずです。

 

フェチ東京はすべてのフェチを否定しません。しかしすべてのフェチを肯定もしません。

でも、ぜひご覧いただきたいTATTOOがあるんです!!!
技術とか画力とか、あなたもきっとスマホに保存して誰かに見せたくなります!…が、それはまた次回!
まずは5/14・15のデザインフェスタでSAVE TATTOOINGさんが集めている署名をK-63のブースで受け付けています。
http://feti.tokyo/8179

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