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義足であることはタブーではない、片山真理さんインタビュー@MAZEKOZE Live


「まぜこぜの社会」をめざす 一般社団法人Get in touch ( 代表 東ちづるさん )主催 のWarm Blue 「MAZEKOZE Art II 」では、色とりどりの人がつながる様々なイベントが開催された。

「 MAZEKOZE Live 」もそのひとつとして2016年4月9日青山のギャラリーで開催されました。

そしてアーティストラインナップの1人として、現代アーティスト 片山真理さんのライブがありました。


障害の有無に関係なく「いいものはいい。アートはアート。」というコンセプトで展示。障害の有無や特性は、敢えて明記していません。

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売れた作品には赤丸でなく青丸。

売れた作品には赤丸でなく青丸。

 

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ライブ前の片山真理さんに、インタビューをさせていただきました

片山さんは、義足のアーティスト。歌はもとより、絵画やポートレートといった多彩な方法で表現している方です。
喋る声と歌う声が違うので当初はびっくりしましたが、ざっくばらんに答えてくださいました。
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Q:ライブに出るきっかけは?

個展をしたときに東ちづるさんが来てくれて、私も昨年のMAZEKOZEのライブを見に行きました。
共通の友人の結婚式で、私がアカペラで歌ったのを東さんがご覧になったのがきっかけで、今回歌うことになりました。

Q:歌を始めたのは?

4~5年前、学費を稼ぐため学生時代にバイトしていたジャズバーで、マスターに言われて歌い始めたのがきっかけです。
カメラとかフィルムとか、すごいお金かかるんです!

Q:いつもスレンダーな印象なんですが、何か運動とかされていらっしゃいますか?

制作期間になると10キロくらい変動があり、今は痩せきったところからちょっと太ってきました(笑)
1年で15キロくらい変わるんです。義足は足が細くなると落ちるし、太くなったら入らなくなるので体重管理はホントは必要です。
洋服は裁縫好きなのでお直しするんですけど、義足は今日はキツくてちょっと痛いなぁ、というという日があります。

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Q:片山さんにとって義足は?

義足のパターンは1パターン。過去のものを含めて4パターンあります。
義足って何本も持てるわけではないので今持っているものに、ですね。
現在のは岡山で見たそてつをデフォルメして書いていますね。あとかに座なのと(ご自身の)手をかけて蟹も描いてあります。

Q:「自分の義足に書いてほしい」というオファーもあったのでは?

人の義足には責任が重すぎて怖くて書けないですね。オブジェも売りません。
イラストレーターを目指して「イラストレーション」という雑誌に投稿していたのですが、全然入選しなかったので自信がないんです。そういうのもあって人の義足には描けないですね。

Q:義足に絵を施すのは、タトゥーの感覚ですか?

私としては4~5年たったら義足を変えるし、という感覚のもの。
他の人は自分と義足との向き合いたい方が違うだろうから、他の人のには描けないって思っちゃいますね。

Q:これからどういうことをやっていきたいとか、世の中との関わり方で気にしている点はありますか?

何ともいえないのですが、今のマイノリティにとって生きにくい世の中があるからこそ自分の表現活動ができていると思うんです。
マイノリティが注目されているからピックアップされている。「くそー」と思う反骨精神が制作に繋がっているから、平均的になってしまったらなんでもなくなってしまう。
とはいえ、生きやすい世の中にもなってほしいとも思う。例えば海外行ったときにテロとか怖いねと思いながら行くことがないといいなとも思う。

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Q:アイディアや作りたいものが枯渇する恐怖はありますか?

常に恐怖であると思うけども、実際には経験していないのであまり心配していない。作りたいことととは別にやりたいことやればいいかなと。
たとえばバイクの免許を取りたい、子どもをつくって育てるとか、ニューヨークとかアメリカに行くとか。

Q:なぜニューヨーク?

子どもの時からの憧れです。私は群馬県太田市出身なんですが、海外から移住してきたご家族が多いんですね。
その家族の娘、息子が自分と同世代。人口の2割くらいがブラジルをはじめとしたさまざまな外国の方でした。
NYは人種のサラダボールと言われています。幼少期の経験から、いつかはココに行かなきゃと思ったんです。
足を切るために東京にいったときに隔離された生活で、こんなところが海外にあるんだと思っていました。

Q:ハンディキャップを持ったアーティストさんとお仕事されたことはありますか?

耳が聞こえない齋藤陽道さんと一緒にお仕事して、自分の言葉がどれだけ普段無駄が多いのかと言うことに気づき、しばらく喋れなかったです。
筆談でトークイベントしたんですけど、すごいよかったです。

主催の東ちづるさんと。

主催の東ちづるさんと。

Q:ご自身の作品で一番気に入っている作品は?

一番最初に撮った、転機になった藝大の卒業制作のハイヒールプロジェクト(2枚組)です。

 

イロモノだけではなく、かっこいい写真でコラボしたり面白いことしたりしたい!とこれからの活動にも意欲的な片山さんでした。

 

この日は片山さん以外に、盲目のアーティスト佐藤ひらりちゃんやGOMESSさんのライブも行われました。

セットリスト
パリの空の下
パダムパダム
水に流して
愛の賛歌

片山真理さん
Twitter @katayamari

【MAZEKOZE Live 開催概要】

2016年4月9日13時~ @伊藤忠青山アートスクエア
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facebookイベントページ
一般社団法人Get in touchではプロボノ(自分の専門性を活かしたボランティア)の方々が数多く活躍されています。
各々できることからまぜこぜの社会を考えてみませんか?
http://getintouch.or.jp/

他にもたくさんの作品が飾られていたので是非ご覧ください。

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