2016年4月10日まで開催されていた常盤響さん、黄永弘さん、洪博熹さん、荒木さん、shadow t.さんの写真家さん5人による、モデル赤根京さんの写真展に行ってきました。
壁に展示された沢山の作品が、それぞれ違った魅力を放っています。
エネルギーに満ちた作品を作る上で、どのような想いやこだわりがあったのでしょうか。
赤根京さんにインタビューしました。
「撮影のときにしか撮れない空気」みたいなものを表現したい
―今回5人の写真家さんとコラボされていましたが、それぞれの世界観を表現する上でなりきったことや、自分自身で意識的に変えたこと、こだわりなどはありますか?―
意識的に、「この人はこういう世界観だから、こう臨もう」と考えたりは、していないです。例えば、台湾で撮影した、「CYBERGIRL」はリアルな雰囲気で、クールでシャープ。一方、別室に展示してある常盤響さんとのコラボでは、コミカルだったりエロかったり。雰囲気は違うけれど、どの撮影でも「その場で思いついたことを、試しにやってみる」がこだわりかもしれません。試しにやってみたら良くなったってことが多いように感じます。
―具体的に、どのような思いつきがありましたか?―
例えば常盤響さんとの撮影では、裸でベレー帽を被って、ペンを持ったら面白いんじゃないかって思って(笑)。結果、その写真も展示されることになりました。綿密に準備することも大事かもしれないけれど、「撮影のときにしか撮れない空気」みたいなものを表現したいんです。
―そういった思いつきって、どこから来てるんでしょう。―
好きなモノを集めることが好きなんです。自分で買ったモノや人からもらったモノ、気付いたら好きなモノに囲まれている。偶然の産物を大切にしています。好きな漫画とか、イラスト集とか。カメラマンさんの技術とアドバイスがあるからこそ、私がこうして撮影を楽しめているのだと思います。
―写真から、とてもエネルギーを感じます。ヌードも撮られているんですね。―
コミカルとエロって、同じようなものだと思うんです。昔のテレビ番組「バカ殿様」を見てた子供って、おっぱいが出たら笑っていたと思うんです。本来エロって、もっと軽いものというか。
―エロとコミカルの融合って、なかなかないですよね。―
私はそこに面白みを感じていますね。エロくてコミカルなものって、ポップで可愛いなと思います。
完成した写真を見て、自分でも「機械みたい」と感じた
―撮影中の面白エピソードを教えてください。―
常盤さんと浅草で撮影したときに、常盤さんの後ろから何人もの外国人が撮影をしていたことです(笑)。室内で撮影することが多いので、屋外での撮影は新鮮でした。秋葉原での撮影も楽しかったです。
―台湾での「CYBERGIRL」撮影。撮影で難しかったことなどはありますか?また、撮影を通して感じたことはありますか?手や足が切断された先から機械になっていたり、かなりリアルに加工されていますね。―
日本では、レタッチしない写真が正義、みたいなところありませんか?もちろんみんなレタッチはするんだけど、しすぎるとよくない、みたいな。台湾はレタッチして加工することが重要、と日本と少し感覚が違うように思いました。
台湾の人は日本語も少し話せる人が多くて、特に困ったりはなかったですね。コンビニでも日本のものが売っていたり。
撮影場所は、とてもカオスでしたね。バイクの修理工場で撮影したのですが、錆びた機械やソファもそのままで、凄いセットの中にいるようでした。楽しかったです。なので、緊張もしましたが、いつも通り撮影に臨むことができました。完成した写真を見て、自分でも「機械みたい」と感じたりしますね。四肢欠損、スチームパンク、サイバーなど色々な要素が入っていて、楽しい撮影になりました。
―様々な世界観を、ありのままの素で表現できる。それが赤根京さんの凄い魅力の一つなのかもしれませんね。この写真展の見どころをお願いします。―
どれが自分っぽいというわけでもなく、色んなタイプの赤根京を楽しんでもらえたら嬉しいです。普段妄想することが多くて、その妄想が端々に表れているんだと思います。カメラマンさん方のおかげでもありますね。
「好きなものは気付いたら好き、どうして好きかを表すのは難しい」
そう話していた赤根さん。赤根さんが好きなものって沢山あると思うのですが、その沢山の”好き”が、色んな形でぶつかって、写真として形になっているのだと感じました。
自分からすればなんてことない普通なことも、他の人からしたら、聞いたこともないようなフェチだったり、趣味だったりするのかもしれません。その想いをアウトプットすることの楽しさに、気づかされました。
赤根京さんの写真からは、沢山のエネルギーとフェチとコミカルとエロを感じます。けれども、こんなにも沢山の要素が入っているのに、見ていて息苦しくならないのです。
どれも素の赤根京さんだからかもしれません。
龍が如くの投票のご協力、みなさまに返しきれないほどの応援を頂きました!本当に改めて、応援してくださる皆様をめちゃめちゃ大切だーー!と実感しました!!
本当に毎日皆さんありがとう!💋
目一杯握手するからねっ!あとはゲームで会おう! pic.twitter.com/aRh0C0m5EG— 赤根京4/24ロー&ハイ撮影会 (@miyako_akane) 2016年4月17日
【赤根京】
グラドル、声優、アイドル、フリーランスで活躍中。
Twitter @miyako_akane
【開催概要 ※終了しています】
赤根京 『「写体被写体2.0」アジア創作グループ展 in 東京』
日時:2016/4/5日(火)~10(日) 12:00〜20:00
主催:ギャラリー新宿座 / littleMOCA台北
企画:大売文化有限公司
キュレータ:ShadowTsai
場所:ギャラリー新宿座
東京都新宿区新宿4-4-15
JR新宿駅「東南口」「南口」より徒歩5分
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REINA
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