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鶏肉のフェティッシュな誘惑! 鶏肉グラビア(上)


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鶏肉グラビアとの出会い

鶏肉を使ってセクシーな、グラビアアイドル的な雰囲気の写真を撮る鶏肉グラビア。twitterのRTで見かけたという方は多いと思います。

制作者である八郎さん(Twiltter: @88Chicken888)ツイートを参照すると、2015年5月6日のツイートが現時点で確認できる最古の「鶏肉グラビア」関連ツイートで、恐らく筆者がRTで目にした鶏肉グラビアも、この日に投稿された一連のツイートかもしれません。

初めて目にした鶏肉グラビアのインパクトは筆舌に耐えがたいものでありながら、「鶏肉」=「食べ物」というアイテムを使った写真作品を安易にRTすることに、幾ばくかの抵抗もありましたが、 冷凍保存して繰り返し使用しているという旨のツイートを見つけ、安堵と共に全力のRTを行い、自分のRTはどんどんフォロワーによって拡散されてゆきました……。

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鶏肉グラビア作家との対面

時は流れて2015年の12月。12月5日~12日までデザインフェスタギャラリーで開催された「鳥展」に行き損ね、いつかは……と、八郎さんとお会いする機会の到来を待ち望んでいた筆者ですが、2016年2月28日から3月5日まで松林ギャラリー(銀座奥野ビル5階)で開催されていた「匣展」に八郎さんが参加されるということで、ついに在廊時にお会いできました。  

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「匣展」では鶏肉グラビアの写真集も展示してありましたが、メインは骨董品と組み合わされた人形作品。      

という八郎さんのツイートにあるように、古い時計がキリキリと音を立てているのですが、筆者が訪問した際も元気よく時計の歯車が動いておりました。  

鶏肉グラビアのインパクト

さて、「鶏肉グラビア」で検索すると、togetter等で作品に対する反応がまとめられています。

・togetter: 「鶏の丸焼きがビーチでお散歩!? 鶏肉のグラビア写真が本気過ぎる by八郎さん」
「鶏肉グラビアカメラマン「八郎」。【中国の反応】」(「燃えろChina! ―中国の反応」)

八郎さんは(ネット上では)あまり多くを語らずという立場を取っており、「匣展」の際にも、その立場を取る理由や、鶏肉の仕入れ先、運用上の問題点、ロケ地、周囲の人の反応等、貴重なお話しを数多く聞かせて頂きました。 八郎さんのアプローチについては本人のtwitterでの作品に関連した発言や、展示等での在廊時に直接お聞き頂ければと思います。

それゆえ、本記事中の鶏肉グラビアに対する感想は、初期鶏肉グラビアからのファンであり、八郎さんとお会いして様々なお話しを拝聴し、鶏肉グラビア撮影のコラボでご一緒した筆者個人の見解になることを、予めお断りしておきます。

鶏肉グラビアを撮ってみた

八郎さんと初めてお会いしたのが16年の2月。光栄にも、筆者の活動を前々から追って頂いたらしく、ダメ元で鶏肉グラビアとコラボしたいという昨年から抱いていた夢をぶちまけたところ、八郎さんのほうからも「ぜひとも!」という快諾を頂き、感涙に震えました。

そして訪れた3月某日。鶏肉が入ったクーラーボックスを抱えた八郎さんと合流し、撮影に挑みました。     

八郎さんの作品は鶏肉グラビア=写真がメインと思われがちですが、イラスト、造形、ストップモーションアニメの製作(鶏肉グラビアのモデルを使った作品も多々あり)と多岐に渡っています。

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フェイバリットとしてヤン・シュヴァンクマイエルを上げるツイートを見た上で、電子レンジから飛び出す鶏肉や、ストリートで走る鶏肉のGIFアニメを見た際、『ルナシー』の一場面として挿入される、躍動する肉たちのストップモーション映像が重なりました。

前述のように、八郎さんは写真がメインではないのに対し、筆者は文筆やDTP畑に主軸を置いておりますが、ここ数年はポートレートを中心にした写真作品を製作しており、被写体の捉え方ひとつを取っても、両者の差違が如実にでたセッションでした。

筆者は、鶏肉グラビアの発表初期からの大ファンでもありますが、セッションが決まってから暫くの間、鶏肉グラビアに寄せられた意見を参照し直し、八郎さんの作品も追える限り拝見し、自分ならば鶏の丸焼きをどう撮るか、という部分を模索してきました。

 

   

さて、そんなポートレート仕込みの筆者がどのように鶏肉グラビアを捉えたか、詳しくは次回以降の更新で。

画像提供:八郎

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鈴木真吾

鈴木真吾

学習院大学大学院身体表象文化学専攻博士後期課程在籍中。文化社会学、ジェンダー論を専門にする傍ら、多方面に研究領域を拡大中。研究と並行して、サークルC-ROCKWORKを率いつつ、同人誌製作(編集・DTP)やイベント出展、写真撮影&展示、各種媒体への寄稿等で活動中。レトロ、猟奇、アングラ、サブカル、キッチュ、フリンジ、B級・Z級などを愛好。
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