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縄部TOKYO番外編 ひねもす緊縛イベント・縄紋に行ってきた!


「伝えたい。思いを込めて、縛り、解く。
志ある縛り手たちによる、緊縛に特化した一期一会の宴にいらっしゃい!」― 「縄紋」パンフレットより
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「縄紋」に行ってきました!

一鬼のこさん主宰:東京「一縄会
永遠さん主宰:名古屋「想縄会
獅子若さん主宰:大阪「獅子縄會
全国3つの縄会が合同で主催する緊縛イベント、「縄紋」に行ってきました!
縄教室の生徒たちの発表会と、縛りの創造性を競う「未踏縛コンテスト」が開催された1部、各講師と主催者によるショーに魅了されっぱなしの2部という構成のイベント。
なんと13時から21時過ぎまでのべ8時間超!めくるめく縄のショーが繰り広げられました。

私、藤井は2部から参加。
1部から取材をしていたふたなり作家の不知火(しらぬい)さん曰く「最初から最後までまったく飽きなかった」とのこと。まさに縄漬けの一日です。

ハイレベルな戦いの中、優勝は…

1部の発表会は、生徒たちの自由な縄の演技。
学生服を着たりダンスを組み合わせたりコントをしたり…と、エンターテイメント性の高い緊縛をみせてくれました。

私が通っている縄教室の生徒さんも出ていて、普段の教室のひたむきな練習姿とは違い、楽しく演技を交えながら緊縛していたみたいです。
一縄教室で縄を覚えるうちに、「やはり緊縛は前戯・・・」などと思い、引け目を感じることが多かった私。参加してみると、また違った見方が出来そうです。私もいつか1部で発表してみたいなあ…!

そして、1部の目玉イベント「未踏縛コンテスト」!
緊縛を「芸術性・独創性・技術」の観点から競うというもの。不知火さんにお聞きしたところ
「超面白かった」らしいです。見たかった…。

生徒さんで、自分では解けないが引っ張るとスルリとほどけるという「渡し縄」なる技を操る人も。
これは昔罪人を受け渡すときに用いた緊縛の方法だとか。
(ググっても出てきませんでした…)
とにかくハイレベル!

優勝したのは、人形などを使って独創的な縛りをした「~さん」!
「縄屋」さんから、ダメージ加工を施した「ヴィンテージ縄」が贈呈されました!

緊縛の美に魅了、魅了、魅了…!

そして夜からの2部は、世界的な縄師たちのショータイム!

最初のマルク先生とこうじ先生のステージで、しょっぱなから脳天を割られるような衝撃を受けました。
ステージを通して私が感じたテーマは「四季」
影絵・生け花・そして緊縛…と、「日本的」なものとしてイメージしやすい要素が、現代的な音楽と映像の中で活き活きと輝きます。
ライブ感も加わり、メディアアートとしても完成されたステージ。
アート好きでなくとも興奮します。

中でもツボは、音と映像が突然止まり、スクリーンが真っ白になる瞬間。
縄で宙に吊られた二人の女の子に月光を思わせる青白い光が当たりその影が映し出され、
女の子の体に生け花をするように縄に添えられた季節の花。そして沈黙

目まぐるしい変化の美に「間」が差し込まれるとき、日本文化はその瞬間に集約される。今や一般論となった概念を久しぶりに体感することが出来ました。

2組目は宙知サンジさん。
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私も現在練習している胸縄をしているところ。
けっこうキツく縛っています!うーん、勉強になる・・・。

画像3白の襦袢に赤縄という、王道の美しさ。モデルさん、とっても色っぽかったです!

3組目は國嫺じぇすさん。
國嫺さんは歌舞伎の演目をテーマにしたストーリー性のあるショーでした。
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官能的だけれど見ていて安心するような、不思議と心地よい雰囲気が魅力的。

いつもすごく優しく緊縛を教えてくださる時雨先生も、今日はSMなショー!
ろうそくを垂らしたりとなかなかハードでドキドキしました。
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そして、2部唯一の女流緊縛師、永遠さん!
受け手も縛り手も美しい女性!美しさの相乗効果でお得感は2倍です。
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永遠さんも大胆な着物を着て雰囲気が素晴らしい。
妖艶な紫の縄を使います。
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永遠さんが名古屋で主催する「想縄会」の「人を想う縄」という理念がとても素敵で
いつか行ってみたいなと思っていたので、お目にかかれて感動です。

お次は、大阪の獅子縄會主催、獅子若さん。
獅子若というお名前がこれほどしっくりくるのがすごい。日本的でシャープな容姿がすでに世界観を築いていて、ニクい。
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世界観を裏切らない素早い縄さばきと、攻め&攻めのショー。
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尺八で太ももを打つ、パシーンと響く音にヒッ!となりつつ、気持ちが良いです。

東京・名古屋・大阪と、互いに少しずつですが別の信念を持って緊縛していることが伝わってきます。
それぞれの縄師さんが持つ思いが、1本のロープをさまざまな形に導くのでしょう。

緊縛と演出

そしてトリはやはり一鬼のこさん。
「縄紋」を2部開始から観ていましたが、徐々に観客が増え、最後には会場がぎゅうぎゅうに!私もつま先立ちの状態に。

画像10体を伸ばして、やっと撮影。

一鬼のこさんのショーには演出に大きな緩急があり
展開に魅了された観客の身体は、知らず知らずのうちに揺れ動くように。
一鬼のこさんがピンと張った縄を、素早い動きで強く肌に押し付ければ観客は、思わず数センチジャンプ。
一番後ろから見ていると小さな波がいくつも起きているようです。

ピリリと張り詰めた緊張感。張り詰めた空気が緩む、瞬間のエロさ
観客全員が一体となって味わいました。ラスト付近では会場のあちらこちらで涙を流す人も。
写真や動画では見ることのできない、魔法みたいな縄さばき。一鬼のこの最大の魅力を目の当たりにしました。

ステージを終えて

終演後に不知火さんに会うと、会場で「一鬼のこの現代緊縛入門」を購入したらしく
「一鬼のこさんのサインをもらった!」と興奮気味。
キノコが描かれた一鬼のこさんのゆるかわいいサインが、ショーの後だと異様にまばゆく、うらやましい!と私も興奮。

「2部の達人技は、演出がなくても釘付けにさせる力がある!」と、不知火さんと二人で語り合いました。
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イベント概要(終了しています)

緊縛遊宴「縄紋ーJyo-monー」
日時:2016年1月30日(土)
1部 開場12:00 開演13:00
2部 開場17:00 開演17:15

場所
SPACE雑遊(新宿)

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藤井夏子

藤井夏子

1992年生まれ。
漫画・文章・写真など、いろんな手段で「さよなら」と言います。フリーター。
サブカル・芸術・エロ分野の文章をモテない女の視点で書くのが得意です。
連絡先は natsukofujii@feti.tokyo まで。
Twitter @perorinkyu
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