夏の熱気を残した8月のおわり、東京・原宿には、世にも贅沢な空間が出現していました。「水中ニーソ」でおなじみの古賀学さんによる新作写真集『水中ニーソキューブ』の刊行を記念し、原宿・PATER’S Shop and Galleryにて、「水中ニーソキューブ展」が開催されました。
今度の「水中ニーソ」は女の子×女の子



既成の可動式フィギュアも「水中ニーソ」仕様に!

ロボットおもちゃ「メカトロウィーゴ」×「水中ニーソ」のコラボ作品。

会期中問い合わせの多かったアクリルキューブ作品です。まさに「水中ニーソキューブ」!
そしてその中でも特に注目度が高かったのは、モデル・しまりすちゃんの1/10スケールフィギュア! こちらはフィギュアメーカー・海洋堂(造形・彩色:辻村聡志さん)とのコラボレーションにより奇跡の立体化を果たした逸品ですが、なんと今回の原宿では、水を張った水槽の中に展示されていました。この演出には来場したお客さんも思わず目を奪われる様子。透明な水の中で、床の振動にときおりゆらゆらと揺れるさまが愛おしいです。

精巧な造りの1/10しまりすちゃん。

水中に光る脚線美がまぶしいです。
今回の写真集のテーマは「女の子×女の子」とのことで、水中で絡み合う女の子同士の関係性が、これまでにない魅力を生み出しています。古賀さんいわく、モデルの女の子同士の相乗効果がすごかった!とのこと。女の子同士一緒にいることで、撮影中の表情が非常にリラックスした良いものになり、さらにモデルさん同士がお互いの技術を吸収し合い、ぐんぐん水中でのポージング技術が上がっていき……という現象が見られたそう。撮れば撮るだけ良いものが出来るとあっては、カメラを構える古賀さんにも熱が入ります。モデルさんの技術と古賀さんの情熱、ここでもまた新たな相乗効果が生まれ、『水中ニーソキューブ』はこれまでにない進化を遂げたようです。
おわりに
「水中ニーソキューブ展」の魅力は、単純に写真やコンテンツの点数が多いということだけではありません。「水中ニーソキューブ展」という空間、そして「水中ニーソ」という作品群は、もっと質的な、水のもつ「豊かさ」のイメージを抽出したような、思わず「あふれんばかりの」「なみなみと」とうるおった言葉を用いたくなるような、そういった、みずみずしい贅沢さというものに満たされていたように感じます。こうした豊かさを支えているのは、「水中ニーソ」という作品に惜しげもなく注がれた、圧倒的な手間と技術にほかならないでしょう。
「水中ニーソキューブ展」が京都にやってくる!
さらに9/19(土)から9/22(火)の3日間は、なんと「水中ニーソキューブ展」が京都にやってきます!遠方で足を運べなかった方には吉報です。
京都展では、「水中ニーソ」をテーマにしたイラストレーション作品18点を展示。「写真展が二次創作を展示する」という新たな試みが行われます。広がる「水中ニーソ」の世界に目が離せません!
古賀学「水中ニーソキューブ」京都展
会期:2015年9月19日(土)~22日(火)会期中無休
時間:13:00‐19:00(最終日のみ17時まで)
会場:Division
〒604-0856 京都市中京区両替町二条上ル北小路町 102 1F
地下鉄烏丸線「烏丸御池」下車、徒歩5分
公式HP(https://www.facebook.com/division.kyoto )
「水中ニーソキューブ展」(終了)
会期:2015年8月21日(金)〜9月2日(水)
時間:12:00‐19:00
会場:原宿・PATER’S Shop and Gallery
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-31-18
TEL.03-3475-4947
公式HP(http://www.paters.co.jp/)
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公式HP(http://peppergear.com/)
Twitter(@manabukoga)

尊厳
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