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「モノ」と「モノ」との不思議な出会い ー マンタム作品のご紹介


マンタムさんの作品紹介

美術作家としてのマンタムさんの作品は、h.NAOTOコレクションへの作品提供や、ヤン・シュヴァイクマイエル氏へのオマージュ展へのキュレーション、パラボリカ・ビス、その他ギャラリーでの展示と、多岐にわたっています。ご存知の方も多いでしょう。

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動物の頭や骨を使ったゴシックテイスト溢れるオブジェ。
一見恐怖とも捉えられるモチーフが若者の心を捉えるのは、細かく計算された装飾の美学。
鎖や腐食させた金属が、骨片やプラスチック、古木を包み、独特の色彩を与えます。
錆びたり傷ついたりこすれたりしている作品の表面、取り付けられた青や赤のガラスの光、これらが混然となり、退廃美と危うい美しさを見せるのです。

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また、筆者が特筆したいのは、組み合わされた素材によるメタファです。
メタファとは、言葉や映画の世界では暗喩、隠喩、イメージの置き換え、ですが、
マンタム作品の中にもそれは見受けられ、
より大きなイマジネーションの世界へ誘う起爆剤となっているのです。
例えば、ギターの中に組み込まれた骨、人形の眼にはめ込まれた金属球、

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ヴァイオリンの取っ手になった尻尾、
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そして乗り物と化した豚の顔と表皮ープリシラ

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どれも強固な観察眼が選んだ
「モノ」と「モノ」との不思議な出会い、狂気の釘付け、
異なる性質のモノを組み合わせることによって、禍々しい未来、過去を揶揄する。
そんな提示をしている作品群に思えて仕方がないのです。
この美しい金属と皮のけものたち。

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などと、ちょっと常軌逸脱気味に書いてみました。
そのくらい、マンタムさんご自身も奇抜な方です。
なんといっても「日本一クレイジーな骨董屋」だそうですので。

上野の骨董市が開かれる際には必ずいらっしゃいますので、オブジェを目印に捜しましょう。
そうでなくとも、様々イベント、ワークショップも開いておられるのでそちらに出向かれるのも一興かと思います。

イベント紹介

いくつか、マンタムさんの関わられたイベントをご紹介します。

■hNAOTO原宿店ハロウィンイベント
2014年10月に行われた、hNAOTO原宿店でのイベント展示とパーティ。パーティは1日だけでしたが、広い空間を使って設営された展示会場は、幾人もの作家さんも加わり、サイバーパンクな居室でした。
ゴスロリガールたちが何人も訪れていました・・当たり前か・・

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■A STORY 「少年が眠る長い夜」
マンタムさん作品を展示、販売している時計、アクセサリーショップA STORYでの個展
その中でイベントも行われました。

■餓鬼道・不埒ライフによるスペシャル・ライヴ
A STORY南新宿店にて行われたパフォーマンス、餓鬼道がマンタム作品のイメージで制作したアルバム「少年が眠る長い夜」の曲を使った寸劇・・とも斬劇・・とも言えるライヴ。
マンタムさんの豚の仮面を被った演者が、こんこんと世界の憂鬱を朗読し、やるせない憎悪と悪夢を破壊してまた世界を構築する。

性差も、時間も超えて・・・この劇では、マンタムさん作品と演者が融合し、音楽がまた見事に調和して、ここにしか作り得ない世界を繰り広げていました。
劇中に登場する衣装や小物も非常にマッチしていました。

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また、展示作品喪素晴らしく、一端をご紹介。
表題作の「少年が眠る長い夜」の一本足の少年。
何故一本足なのかは、この少年は義足を着けているからなのだそうです。とある国での本当の話。
地雷で足を失った人々の為に、団体が義足を提供するのですが、路険しく陸路での輸送が困難なため、ヘリでどんどん義足を村に落としていく・・そのシュールな光景から、作品をイメージされたそうです。

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また月を閉じ込めた機械、マネキンの白いボディには、動物の下あごと望遠レンズ状のもの。
その姿はSFに出てくるい世界の住人のようですがこれには仕掛けが有り・・
電源を入れるとレンズの先に月が投影されるのです。
手や白い紙をかざすと、閉じ込められた月がはっきりと現れます。
工学にも見識深いマンタムさんならではの作品です。

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同じく工学的に素晴らしいのは「永久機械」
いくつか同じテーマの作品があるのですが、蛇口から滴り落ちる水は、
何処へも流れ出ることなく流れ続け、くるくると循環しているという謎の機械。
からくりはマンタムさんだけが知るところのようです。

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■多摩美術大学の特別講義

にも行って参りました。

いきなり学校で、若い学生さんたちばかりの場所、
マンタムさんどんなお話を・・・?と思ったら、
いつもと変わらず「昔はね、ストリップ小屋は女の人の最後に駆け込み場で・・」
とアングラ、エログロ系統のお話。大丈夫だったんでしょうかお嬢さんたちは・・。
縄の掛け方をどう学んだか、そのころSMショーはどうだったか、とけっこう刺激の強いお話でした。
さーらーにそのお話をエスカレートさせた講座は六本木CROWでの、筆者のイベントで語っていただきました。
縄の実演もあり、スカトロ話もあり、お店がアングラに対して寛容なところだけに、和気あいあいと盛り上がりました。やはり、マンタムさんは話術にも優れ、面白い。

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■初台ザロフ「ミメーシス展」
こちらも、小作品ながら、辛辣なオブジェたちがマンタムさんらしさを表していました。

 

今後の出演・展示予定

大阪での個展、浅草パラボリカ・ビスでの
「シュヴァンクマイエル・トリビュート/マンタム・ディレクション」展
が予定されています。
常に作品を見る事が出来るのは、

■A STORY店舗

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参考:http://handmade-watch.com/top.html

■伊豆 まぼろし博覧会・村崎百郎館
参考:
まぼろし博覧会 http://maboroshi.pandora.nu
村崎百郎館 http://www.murasaki100.com/a0700.html

の2箇所です。
とくに村崎百郎館は、建物の建築、デザイン、展示、
すべてマンタムさんの手による一大作品、
伊東駅からバスで梅の木平行き、お車便利!是非お越しを。

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マンタムさん出演、展示情報

Live Wire 15.9.23(水/祝)
ナイトランド・セッション#12 「過激レディコミの女王・森園みるく登場」
日時:2015年9月23日(水/祝) 開場・19:00 開始・19:30 (約2時間を予定)
出演:朝松健(作家)、森園みるく(マンガ家)、マンタム(美術・オブジェ作家)
会場:Cafe Live Wire (Biri-Biri酒場 改め)

東京都新宿区新宿5丁目11-23 八千代ビル2F
料金:1500円(当日券500円up)

■
normal lamp〜平衡である為の夜〜(蒸気の夢)

日時:11月6日(金)〜21日(土)

場所:乙画廊(大阪)

http://oto-gallery.jpn.org/site/OTO%20top%20page.html

■「シュヴァンクマイエル・トリビュート/マンタム・ディレクション」展
日時:2015年10月3日[土]~10月26日[月]

出演:菊地拓史/黒田武志/中川ユウヰチ/川島朗/有賀眞澄/マンタム/千葉大二郎/M!DOR!

会場:パラボリカ・ビス

▶︎【期間中イベント】「マンタム式錬金術師の為のワークショップ〈番外編〉オブジェ制作の為のワークショップ」
日にち:10月11日[日]、10月12日[月・祝]
定員:6名(各コース時間帯合計)
●半日コース ¥6,000
●一日コース ¥11,500(材料費込み)
●二日間コース ¥23,000(材料費込み)
※詳しくは公式サイトにて

http://www.yaso-peyotl.com/archives/2015/09/svankmajer_bricolage.html

▶︎【期間中イベント】köziライヴ
日時:10月23日[金]start19:00
料金:前売予約 2,000円/当日 2,500円
定員:50名

マンタムさんの詳しい情報はこちら

■twitter
https://twitter.com/mantamu

■ブログ
http://ameblo.jp/manntamu/

■Facebook
https://www.facebook.com/mantam428

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