「“顔ちゃん”ってなに…?」
と思ったそこのあなた!“顔ちゃん”とは、顔と四本の脚しかない、独特かつ、愛嬌と哀愁を併せ持つ姿の、色々な媒体に生きている存在のことです。
顔と脚しかないので脚フェチの方に特に好かれていますが、顔ちゃんの魅力はそれだけじゃないのです。顔ちゃんが発する言葉はなぜだか心に残り、自分のそばにいつもいるような感覚になってしまいます。
これだけではわからないと思うので、姿をお見せしましょう。

顔ちゃん
いかがでしょうか。まず顔が美しいですよね。そして美脚ですよね。この姿と、発せられる言葉に、沢山の人が虜となっています。

今回の展示のDMで使われた画像
顔ちゃんの生みの親は“内山ユニコ”さんという方で、イラストレーターとして活動しています。
ユニコさんの作品
作品作りに行き詰まり気持ちが落ちていたとき、ユニコさんの目の前に突如顔ちゃんが現れたそう。
「正直不気味でした。孵ったばかりのウスバカゲロウみたいに、か弱い生き物だと思いましたね。ショックのあまり、その夜、彼女を”顔ちゃん”と呼ぶ事にし、無地トートバッグにその姿をプリントしてしまいました」
ユニコさんは、自分は顔ちゃんに救われた、と言います。ユニコさんの中でいかに顔ちゃんという存在が大きいか感じられる一言でした。
あるとき、Twitterを通じて顔ちゃんの存在は瞬く間に広まり、「顔ちゃんを描いてみたよ!」というファンの方が増え、さらにはそんなオマージュの流れに著名なイラストレーターさんも参加するまでへと発展していきます。
せっかくこんなに沢山の人が描いてくれるならトリビュート展として展示をしよう、というのが今回の展示のきっかけ。
今回イラストと立体物を合わせて24人の作家さんが参加され、ユニコさんの「めちゃくちゃにしていい」という言いつけをちゃんと守り、それぞれの思い思いの顔ちゃんが出揃いました。
(作家:青い鳩,アガサ森田(小さいテレーズ),荒川仁,市場大介,itta,eimi,エスコ,オートモアイ,風見2,キングジョー,SUNGUTS(いちみや忠義),しおひがり,シカトコ,巽 千沙都,田森赤貝,ちくわエミル,Chimame,西村ツチカ,新田章,ninko ouzou,原田ちあき,はりー(はらだ有彩),ぽすと,南Q太)
グッズのTシャツと今回出展された方々の名刺があります。
グッズのトートバッグです。この二つの顔ちゃんが一番始めに生まれた姿だそうです。
壁一面に参加作家さんの作品がびっしりと!
SUNGUTSさんのソフビ作品とあの大人気フィギュアとのコラボが…!
カフェなのでこんな可愛いメニューも。カフェラテ、可愛くて美味しかったですが、顔ちゃんを飲む背徳感に一瞬躊躇いました。
2015年6月19日(金)〜7月1日(水) (終了)
高円寺ぽたかふぇ 11:00〜21:00(木曜定休)
東京都杉並区高円寺北3-21-5 2F
イベントページ : http://www.vesicapisis.com/kaochanpota.html
ぽたカフェHP : http://info.pottercafe.main.jp/
顔ちゃんtwitter : https://twitter.com/yonhonashikao
文:すいかとまな板 ぎゅうな

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