みなさんは『ミスiD※』をご存知でしょうか?※ミスアイディー、ミスアイドルと読みます。
「来るべき想像のできない時代に相応しい、まったく想像できないような新しい女の子を発掘し育てるオーディション」というコンセプトのもと、ただ可愛いだけじゃない、私たちが想像するアイドルとは違った、様々な女の子が選出されている講談社主催の新しい形式のコンテストです。
実行委員長は『妄撮』シリーズのプロデューサーの小林司さんで、第一回のミスiD2013では大人気モデルの玉城ティナさんがグランプリになっています。
また、委員長を始め、審査員もモデルやプロデューサーや編集者など様々。
今回著者が取材した『さよなら、ユースフルデイズ−ミスiD2015×青山裕企 写真展 −』は、ミスiD2015で審査員としてこのコンテストに初めて参加した写真家・青山裕企さんが、受賞した10名の女の子をこの写真集のために撮りおろした、ミスiD2015公式写真集『さよなら、ユースフルデイズ』の発売を記念して開催されたものです。
在廊していた青山さんに、ミスiDやこれからのフェチについてインタビューしてきました!
※展示は既に終了しています。
青山さんに展示とフェチについて聞きました
ぎゅうな(以下ぎ ※著者):今回の展示は、普段の展示とは全く違う方法ですが、どんな意図があるんですか?
青山さん(以下青):いつもは額に入れて作品としての雰囲気を大切にしていますが、アイドルの写真ということもあり、ファンが部屋にポスターを貼るような感じをイメージしました。壁に近づけてパーテーションを置いているのは、熱量や身近さを感じてもらえるように、写真と見る人の距離を近づけるための工夫です。また、大きい写真は展示の中での連続性を考えて展示しています。
ぎ:ミスiDについての考えをお聞かせください。
青:ミスiDは大手事務所のオーディションではひっかからないような子を選ぶことができます。ひきこもりとか、うまく人と話せないとか、ちょっと問題がある子にも目をつけられます。僕が個人賞などを選ぶ基準は、「かわいい子は他の人が選ぶだろう」という考えがあるので、外見だけじゃなく、性格や内面に重点を置いています。一人一人をじっくり見て原石を探せるのがミスiDのいいところですね。とはいえ、やっぱり自分の好みの女の子に目がいってしまいますが、男なんでしょうがないですよね。笑
ぎ:青山さんにとっての“女の子”とは?
青:すごく興味があって、いつまでも不思議な存在です。女の子のマイナス面もプラス面も好きなんですよね。だからこそもっとわかりたくて撮っているけど、実際まだまだわからないことばかりです。
ぎ:青山さんにとってのフェチやフェチ写真とは?
青:今フェチってすごく受け入れられてきているけど、昔はそんなことなかったんですよね。一種の偏見のようなものだし、ものの視点が偏っているので、それが素直に表現されたものって、理解できないとちょっと引いてしまったりするし。でもそれがフェチであり、フェチ写真であるべきものだと思います。
ぎ:最後に、これからフェチ写真はどうなっていくと思うか教えてください!
青:女の子が男の子を撮る時代が必ず来ます。実際に撮りたい子や撮っている子がいるし、僕は自分のアシスタントにもっともっと撮れ!って言ってます。「女子が男子に対する偏愛を撮り尽くした写真」、これが今後のフェチ写真の潮流ですね。
青山さん、ありがとうございました!
最後になりましたが、展示とトークショーの様子を振り返りたいと思います。
写真で振り返る『さよなら、ユースフルデイズ−ミスiD2015×青山裕企 写真展』

大きなパネルにびっしりと女の子が…!

最終日、トークショーを待ち望んでいるお客さんが沢山!

トークショーの様子

写真集出演者の集合写真。みんな可愛いですね!

当日は青山さんの写真集がズラリ
さよなら、ユースフルデイズ 写真集は絶賛発売中!
青山さんを知ってる人は即買い!
知らない人はこの写真集をきっかけに青山さんの世界観に触れてみてはいかがでしょう。
イベント概要(終了)
【会期】2015年6月21日(日)〜6月28日(日) 11:00〜19:00
【場所】TODAYS GALLERY STUDIO
〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-27-6 5F

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