Feti.tokyoをご覧のみなさま、こんにちは。団長です。
GW過ぎたら、すっかり暑くなってしまいましたね。
5月から30度越えの真夏日も頻発。汗っかきには心身とも辛い毎日です。
6月でこれでは、真夏になったらどうなっちゃうのでしょうね…。今から、とても心配であります。
「汗」
さて、今回のテーマは、その「汗」です。
「汗」というものは人間の生理に直結し、誰でもかくものです。
しかし、多汗であったり、人より臭いがきついと思い、汗をかくことそのものが「恥」だと思っている人も少なくはありません。特に女性は自分の汗を恥ずかしく思っている人が多いでしょう。
こういうのは自意識の問題ですので、第三者が客観的に「そんなに汗かいてるように見えないよ」などと言っても、本人にはなんの慰めにもなりません。
かえって、気をつかわれていると羞恥心を煽る結果になりかねません。
多汗症は悪化するとコミュニケーション障害に発展しかねないとも言われます。恥ずかしい人にとっては、死ぬほど恥ずかしいのが汗です。
ではなぜ、「汗」は恥ずかしいのでしょう。
1つは、ビジュアル。
顔を流れ落ちる汗、それを拭うハンカチのせわしない動き、そして衣服に浮かび上がる汗染み…。どれも単なる生理の結果なのですが、見た目が損なわれてしまうため、そこの羞恥を感じる場合が多いと思われます。
その次に、臭い。
最近は「スメル・ハラスメント」という言葉が生み出されるほど、体臭は迷惑だという見方が優勢です。なので、夏には多様な性感…ではなく制汗剤やデオドラント商品が販売されます。
清潔さと快適さを追及していったら、いつの間にかタバコの匂いも体臭もダメという、なんとも狭量な世の中になってしまい、汗かきの人には辛く恥ずかしい環境になってしまいました。
(個人的にはスメル・ハラスメントなる用語もコスメ業界のマーケティングではないかと思っているのですが…ここではその説明は割愛させていただきます。)
「恥」というものは社会から見て自分がそぐわない、身の置き場がないと思った時に感じる感情と定義されています。つまり、汗により外見が損なわれ、臭いにより迷惑をかけたと思うからこそ、羞恥心がわき上がるのです。
汗をかくという生理は、便意同様に自分で完全にコントロールができません。
むしろ便意のように「我慢」することもできないので、不用意に恥をかいてしまう可能性がなお高まります。そのため、脇汗パットや制汗剤といったコンプレックス商品が夏場に多く売れるわけですね。
なお、多汗によるコンプレックスは、あまりに強すぎると対人恐怖症の原因となるそうなので、その場合は医者による治療も検討したほうがいいらしいです。
「汗」の恥じらい
さて、そんな女性の恥ずかしい汗は、男性からすれば、フェチ的なエロスの対象になります。
脇や背中、胸元などにじんわりと浮かぶ染み、ツーンと酸味がかった匂いは、その女性が生き物であり、その生理の証拠です。女性の存在を生々しく意識させるこそ、汗は男の性感を刺激するのです。
と同時に、汗をかきすぎて、恥もかいてしまったという女性の心理も、男性の嗜虐心を強く刺激します。
また、性行為時の女性の汗は、行為を盛り上げる要素になります。強まる性感に我慢できずに放った汗であったり、また激しすぎる行為のために吹き出した汗であったり、ともかく心理的な刺激と過激な運動を伴う性行為に汗はつきものです。
ゆえに、汗は性行為を連想させ、羞恥の元になったり性欲を沸き立たせる要素になったりするのでしょう。
先日の出来事
ところで先日の通勤していた時のこと。
混み合っていた車内で、見知らぬお姉さんと向かい合って密着していました。
身動きも取れないくらいの、まさにすし詰め状態でした。筆者は前職(AV販売サイトの管理人)のこともあり、とりあえず痴漢に間違えられないよう手を上にあげたりと無駄(?)な抵抗を試みていました。
そんな時、額にたまっていた汗が頬を伝う感触がありました。
しまったと思った時にはもう遅く、顎先に達した汗は、そのまま彼女の顔へと落ちていきました。
鼻梁に突然弾けた水滴に、当然彼女は驚いています。
「すいません…」周囲には聞こえないくらいの声で謝ったものの、彼女の顔へ垂れた自分の汗を拭くわけにいもいきません。私ができることは、 これ以上被害を増やさないよう、必死に額の汗をハンカチで拭うことくらいです。
一方、彼女の方は、両手に何かを持っているのか手が動かせないらしく、私が落としてしまった汗の雫を拭くこともできません。
「んっ…んっ…」しかし、彼女は怒った様子もなく、目を固く瞑り、吐息とも呻きともつかない声を出して、その状況に耐えていました。
汗をかけてしまったことを申し訳ないと思いながらも、顔を紅潮させ、息を乱しながら、見知らぬ男に汗を垂らされなにもできない女性の姿は妙にエロチックで、思わず身体がゾクゾクしてしまいました。
しかし、ここで欲望に負けたら大変なことになります。なにより、彼女にこれ以上迷惑をかけるわけにいかないので、降車駅まで必死に汗を拭いました。
お姉さんはその態勢のまま、固まったように動かず、電車を降りるまでずっと私と密着していました。
汗を通した一瞬のランデブー。
様々な偶然が重なった結果ですが、高レベルなフェティッシュ体験をしてしまいました。
夏に向けて
これからさらに暑くなり、汗に悩む方も増えるでしょう。
その汗も、フェチ視点でみるとこんなにエッチ…という単純な結論をもって、この話を終わりたいと思います。

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