
© TONY / Libido M&J 2009 2015
「現代の日本においては 、
ヤンキー的な器の中におたく的なコンテンツが入っている構造のも のがヒットする」
ー 斉藤環『ヤンキー化する日本』(2014 KADOKAWA / 角川書店)
Feti.Tokyoをご覧の皆様、初めまして。
六本木でちっちゃいギャラリーバーをやっておりましたが、8/
そんな私のようなおっさんが何故こちらにお邪魔させていただいた
20年ーーあ! もう20年経ったのか! 人生半分! 半分! 半分、か……。
まあ、それはいいや。
全身タイツにまつわるあれやらこれやらをしていく上で、
さて、活動というものを20年もやってみるものでございまして、
そこには、
そこから導けるものがあるのではないか、
あくまで私という個人が感じてきたことなので、
さらに、その確信を裏付けるかのようにして、
そんなおじさんの、『ただの与太話』です。
聞いてもらっても、いいですか?
序章 フェティシズム、いや、フェチとは何か
ああ、そうだ。
その前に大事な説明から始めないといけませんね。先に書いた『
「フェティシズム」の語源とその展開
鈴木真吾さんがFeti.Tokyoで書かれているこのシリーズ、
フェティシズムに関する解説は鈴木さんにお任せするとしまして、
私におけるフェチの対象は、まさしく「全身タイツ」でした。
それも、とんねるずのお二人が世間に知らしめた名番組「
頭からつま先まで、すべてをレオタード生地にて覆われた、
布地の隙間から空気が吸えるので呼吸の心配もなければ水だって飲
モジモジ君をさらに顔の部分まで覆った、まさしく「
私にとってこの全身タイツは、
これを表現する言葉として、今の時点では「フェチ」
正直に書きますと、
ーーフェチとしか表現できないのが悔しいーー
とさえ思っているんです。
でね。
現在自分が公の場で全身タイツに関する活動をする際は、『
理由はそんなに大したことじゃないんですけどね。
私にとって、フェチという言葉は『性的嗜好』そのものです。
そして、ここ数年いろいろとモヤモヤ悩んだ結果、
やー、
率直に書き直します。
「公の場だから」と考え直した結果です。
自分にとってフェチが性的嗜好である以上、「
でも、自分の中には『全身タイツの良さを世間に広めたい、
『性癖的なアプローチではなくなった』
んですね。
これに自分自身が気付くのに大分時間がかかりました。
なので、その思いを込めまして、公の場において「
それと同時に、それまで使っていたハンドル名『alice』『
だって、性的嗜好ではありませんからね。
隠す必要がなくなりましたから。
矛盾しとるやんか!
そんなんゆーたて、性癖バレバレやん!
うむ。その通り!
ーーいろいろ考えたんです。
若気の至りでいろいろやってきたけど、
物凄く形式上のことでしかないけど、なんらかの形で、
それが先程書いた『マニアを自称する』『
20年やってれば、マニアって名乗っても、いいっすよね? ね?
もちろん現在も、
ただ、その性的嗜好の核心を公の場でお話しすることは、
だって、恥ずかしいもん。
でも、
もちろん、全身タイツマニアとして、本名で。
それこそが、私が自ら課した『使命』に他ならない。
私の、偽らざる正直な、思いです。
ではここで、
まず皆さんにお尋ねします。
こんな私は、全身タイツフェチと、
『私の愛したフェティシズム』
序章 フェティシズム、いや、フェチとは何か? <2>へ続く

大森弘昭
全身タイツが好きで、20年全身タイツで遊ばせて頂きました。これからは、これまで頂いた全てのご恩をお返しする日々が始まります。
よろしくお願いします。

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