今回は、10/5銀幕ロックさんで行われた、バーレスクとピンナップガールの専門誌BAPS zineの発売記念イベントへ行ってきました!
司会はBAPS zine編集長Toyさん、出演はニキータ・ビッチ・プロジェクトのニキータさんとチェリータイフーンさん。(ちなみにみんな日本人!)
ところでみなさん“バーレスク”はご存知ですか?
バーレスクとは一般的に、性的な笑い(艶笑、軽い下ネタの類い)のコントや、完全なヌードに至らない女性のお色気を強調した踊りを含めたショーのことです。私が知ったきっかけは、チェリータイフーンさんが鳥居みゆきさん主演の「臨死!!江古田ちゃん」と言うドラマにご出演なさっていたことでした。
とても印象深いこの人は何をしている人なのだ?とググってみたところ、バーレスクダンサーと書いてある!→バーレスクって何?→youtubeチェック!→実際に見に行く!
するとバーレスクの迫力と面白さにすっかり虜。
バーレスクのルールとしては乳首と性器は出しません。また乳首にはペイスティを着けてバストトップを隠します。ペイスティはタッセルが付いていて、房を回すパフォーマンスに使われます。
現在は風刺よりも生活やカルチャー(人物、ゲームなど)のあるあるネタで笑えるショーもあるんだとか。
イベントではまずはニキータさんの自己紹介となぜバーレスクダンサーになったのかというお話しから始まりました。
ニキータさんは昔ある方の影響で「脱ぐのは芸がない」と思っていました。しかしあるときバーレスクを見たら、脱いでいるのに「芸」にあふれていてとても感動したそうです。
バーレスクをはじめた当時3.11の閉塞感があったものの、自分の面白いと思っていることをやり抜こうと決心し、現在に至るそうです。
そして次にチェリータイフーンさん
※左:チェリータイフーンさん 右:ニキータさん
彼女はカナダモントリオール代表インターナショナルアイコンとしてご活躍中です。
バーレスクダンサーとしての転機は、ミス・エロチカ・バンブー(バーレスクの殿堂Miss Exotic World 2003女王)との出会いにあるそうです。
元々は演劇の裏方に携わっていたチェリータイフーンさん。当時女優は若ければいい、23歳頃が賞味期限だ、と言う暗黙のルールがありましたが、年を重ねてこそできる楽しい事があるのではないかと思い、紫ベビードールと言う23歳以上の女性パフォーマンスグループを作ったのが始まりだそう。
彼女は2005年にサンフランシスコのダンス学校ミス・インディゴ・ブルーで薦められTease-O-Ramaという大きな大会へ出場します。そして、みごと賞(アワード)を獲得。しかし、「アワードのために努力をするのがあまり得意じゃない」と感じ、2010年から旅芸人として日本にとどまらず海外でも積極的にパフォーマンスされています。
チェリータイフーンさんは「バーレスクの世界はとても暖かいコミュニティ。なのでお世話になった人のために次の人に返すのがバーレスクの文化」とおっしゃっていました。
ちなみにイベントではバーレスクの国際的な事情も伺ってきました。海外と日本では違いもあり、1曲の長さが違うそう。
アメリカは基本4分、日本はプロなら基本30分。そんな長くアメリカでやってたら「Take it off!!(はやく脱げ!)」と言われてしまうんだとか。
そして一番衝撃だったのは、戦後、世界中で一番バーレスク人口が多く充実していたのは日本だった!ということ!
ですから、もっと色々な方に見ていただきたいですね!
その入門としてBAPS zineをお読みいただき、いろいろなバーレスクダンサーにふれて見ていただきたい、そう思えるトークイベントでした。
座学で歴史も学べます!
◼︎10/16「SUPER BURLESQUE!!」

FetiTokyo編集部

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