初台玉井病院スタジオにて開催される「むちフェス」がいよいよ明日に迫ってきました。むちフェス作家特集も最後になりまして、今回はモデルの口枷屋モイラさんなどを描かれる画家の三嶋哲也先生に、むちフェス主催者の長嶋さんがインタビューしてきました。
https://twitter.com/mishimatetsuya/status/476749071315501057
―三嶋先生はとても素敵な肉感のある油彩画を書かれますが、お尻についてのこだわりを教えて下さい。
お尻を商品として発表して描きはじめたのはここ10年くらいです。前から見えるお尻のラインが好きなんですよね。正面から巨尻が見えるフォルムが大事です。西洋人のお尻の形は外側がもっこりしていて好きですね。
―質感のこだわりは?
うっすらとセルライトが乗っているのは成熟した女性を感じるから好きです。裏ももの部分がちょっとデコボコとしている感じですね。と言っても、実は年取ってからのセルライトよりも若くしてあるセルライトがいい。まぁそこまであまり描けないですけどね。
―ひんやりして温度が伝わりきってないっていうのは巨大な証明ですよね。僕も鈍感なものが好きで、ここ神経が通ってるんだろうなっていうところはあまり好きではない。胸もそう。肌が青白い色の方がひんやりしている確率が高いよね。
そうですね、セルライトは余裕の象徴。お尻は柔らかさの象徴なのに、お尻を突き出すようなポーズの時に肌が張るのでちょうど美しい形にならない。
この余裕がすごく大事!いわゆる美尻の人が同じポーズをすると緊張した筋肉が出て、女性の象徴として丸くならないんですよ!
どの体勢でもしっかりお尻を感じられるというのはすごく大事!
―お尻以外にも肉感がある方がいいですか?
視覚的にこだわって対比で見せたいので巨尻に見せるには上半身は細めくらいがいいですね。
口枷屋モイラさんモデルの作品。https://twitter.com/mishimatetsuya/status/515873816925319168
―描いているのは自分の好きなものですか?それとも世の中で美しいと思うものを描くのでしょうか?
絵を描く人って、絵の中の理想と言うか、たとえば現在だと「窓辺に座って佇んでいる女性」といった清楚さ・可憐さを描くのが主流かと思いますが、自分は嫌いですね。なんと嘘くさく、エロさを感じない。
あばらが出ているものとかイヤです。それよりも自分は自分の理想を描いています。共感してくれる方もいますし。
だいたい女を描くのにエロさを出さずにどうする!笑
――モデルさんはどういった方がいらっしゃいますか?
美術モデルさんは鍛えていらっしゃって、無駄がないんです。苦笑
あとは目が小さい人の方がいいんですよね。小さい方が絵でコントロールがきくので描きやすい。
顔の右と左で表情を変えるとエロくなる。40代の方もいらっしゃいますよ。
写真を撮って描くのではなく、モデルさんに何日間か、ポーズを10分20分刻みで休み休み1日2時間もらって描いています。
―画家としてターニングポイントになった作品はありましたか?
この絵が一番たくさんふぁぼられたので、ターニングポイントと言えばこれもそうなのかなと思います。
https://twitter.com/mishimatetsuya/status/473115851575398401
―いつか描きたい絵としてはどんなことがありますか?
いつかは群像が描きたいですね!
―ありがとうございました。
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むちフェス当日は口枷屋モイラさんと同じお部屋!
なかなかギャラリーや画廊に行きにくいと思っている方がいらっしゃったらぜひブースまで足を運んでくださいね!
三嶋哲也プロフィール
油彩画家。日本美術家連盟会員。写真を使用しない現場主義に拘り、古典絵画の失われし技と美を追求する日々。
三越、高島屋、西武等での個展ほか、ちょっと変わった企画にも喜んで参戦。三嶋哲也油彩画講座主催。
Twitter:https://twitter.com/mishimatetsuya
むちフェス~肉感アート展~
日時:2014年10月12日(日)
時間:12時~19時
場所:初台玉井病院スタジオ
住所: 東京都渋谷区本町1-4-1
巨尻コンテストも同時開催!
(注1)
写実画のすごい世界
月刊美術

FetiTokyo編集部

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