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自然な肉感を手書きで表現する作家、野崎晶さんインタビュー【むちフェス特集第一弾】


きたる10月12日(日)、初台玉井病院スタジオにて『むちフェス』という、巨乳、筋肉、ぽっちゃりなど「ムチムチ感」をテーマとした即売会イベントが開催されます。Fetitokyoではそのむちフェスに向けて、出展者の方々のインタビューを行っていきます。

第一弾はむっちりした女性のペン画と、アメーバのようなカラフルで小さな丸が重なった鮮やかな絵を描く野崎晶さんへのインタビューです。むちフェスを前に、今までの創作活動についてお伺いしてきました。

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―まず、この丸模様の絵はどういったところからインスピレーションを受けるのですか?

自分の目から見える埃や光が手書きの細かい丸模様で再現しています。パソコンでやればパターンですむものを手書きで描いているんですよ。根っこにあるものは生命と言うテーマがあり、枝がわかれているだけだと思っています。なので、建物などの無機質なものはあまり興味がないです。

―途中で失敗したなぁと思ったときに何か実験的なことをしたりしますか?

失敗しても最後まであきらめずには描く、完成の途中で没にすることはないです。向き合うのが嫌な絵もあるけども、決めたからには最後まで仕上げます。
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―では女性の肉感ある絵については、過剰なもの、肥大なもの、たくましいものと言った強いものに向かっていたりするのでしょうか?

過剰な隆起は求めてなく、なるべく自然なものを描いています。熟れたもの垂れたものもそれはそれで美しく、自然にあるものに哀愁を感じるんです。

若ければいいというものではないとはいえ、ハリがあればいいがそれにこだわっているわけではないです。ペン画が好きで始めたので、ペン画で描いた女性の絵で評価されたい気持ちがあります。

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―いやらしさがあまり出ていないですよね?

性器を隠すことによってエロが出るので、局部は見せないように描いています。

 

―そもそもですが、どういった経歴でこういった絵を描くようになったのですか?

最初はモノクロから初めて、96年の二人展・99年の個展の頃にカラーを始めました。個展は15年続けて開催していて、その前にはコミケにも出展していましたよ。ただ、マンガの才能がなく、コマ割りというか特にネタ作りがあまり得意ではありませんでした(苦笑)。

また、マンガだと背景などいろいろかけなければならないのですが、それもあまり好きではなくて。

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―今まで描いた絵はどれくらいありますか?

ざっと200くらいはあります。そのうち肉感的なものはそんなにないです。

自分が思う豊満の美と世間が思う豊満の美が違うので、肉感的なものを発表するときは官能展のようなところでやってみたいですね。

 

―影響を受けたマンガや作家さんはいますか?

ざっとあげてみると、「火の鳥」、「あしたのジョー」、「愛と誠」、「カムイ伝」、「男組」、最近だと「アイアムアヒーロー」とか。

同棲時代」の上村一夫さんの絵なんかは線が色っぽくて、とても官能的ですよね!

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(参考:上村一夫 公式サイト

―女性の絵にはモデルさんがいらっしゃいますよね?

自分の好みのモデルさんを使っていますが、モデルに似せて書いているのではなく、理想の女性を混ぜて描いています。理想の女性像は思春期から変わらず、全体的にポチャッとして、顔が丸いところ人ですね。でももちろん、絵にしたときはモデルさんによって変わりますよ。

 

―女性の体のパーツとしてはどこにフェチを感じますか?

腰のお肉がいいな、と思います。臀部と言うかその枠のたくましさがいい、スカートのシルエットとか。横から見て厚みがあるのがいい、好きなものは様々な角度から見ますよ!正面から描くのはつまらないので、横からの絵が多くなりますね。

 

―丸い女の人の絵で姿勢がいい人がいないですよね?

姿勢がいいとびしっとしてしまいすぎてしまうと、面白味がないんですよね。ダンスとかやっている人がモデルだとリアルさが出ないので、あえてだらっとしてらっもらっています。

 

―肉感以外のフェチは?

胸が一番強いフェチだったけど、最近はそうでもなくなってしまった。後ろを向いたときの膝の後ろがすごく好きです!!!

 

―最後に野崎さんから一言お願いします!

絵を初めてみるような人に見てもらって、どんな反応があるのかとても関心があるので、気軽に個展やむちフェスで話しかけてください!

そんな野崎晶さんもご出展されるむちフェスは10/12開催!普段の個展ではできないことをする!とのこと。ぜひ見に行ってみてくださいね!

野崎晶さんFacebookページ

むちフェス~肉感アート展~

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日時:2014年10月12日(日)

時間:12時~19時

場所:初台玉井病院スタジオ

住所: 東京都渋谷区本町1-4-1

巨尻コンテストも同時開催!

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FetiTokyo編集部

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